アランセーター
アランセーターは、アイルランドの西の端、大西洋に浮かぶ、アラン諸島で生まれました。資源の乏しい土地柄生業は専ら漁業で、女達は羊を飼い、糸を紡ぎ、それを男達が漁業の合間、船の上で編み、女達も過酷な畑仕事のなか、籠を背に荷物を運びながら、あいた両手で、編んでいたそうです。
アラン模様の特徴は、縄、浮き、カモメ、生命の木、みつばちの巣、それらの組み合わせで、男達が海で遭難し、顔の判別がつかない時も、着ているセーターで、身元が判別したという、悲しい歴史があります。
アランセーターが、最初に、日本でブームになったのは、1972年頃。当時は、フィッシャーマンセーターといわれていた。
輸入物しかなく、30,000円位していた記憶がある。お金持ちのおぼっちゃま達が、まず着始め、そのめだつ事と言ったら100m先からもわかった。
2年後には日本でも生産され、一冬に、アランシリーズのセーター、ラップコート、ジップカーデ、帽子、ロングマフラーを入手し、全身アランのコーディネートを楽しんだ、今となってはなつかしい思い出。
ある日、マンハッタン・トランスファーのコンサートに、手作りのローズピンクのアランセーターを着た女性がいて、あまりの素敵さに、目が釘付け!あれより可愛いアランセーターには、もうお目にかかれないと思う。
   
vol.1 カウチンセーター vol.2 アランセーター vol.3 フェアアイルセーター